ガルテンライフ

野菜づくりで知る、繋がれている命をいただくという幸せ。

CG072ドイツ語で「小さな庭」を意味するクラインガルテンという空間では、農というものを通じて知ることができる自然の叡智、土からいただく自然の恩恵を受けることができます。
野菜を育てるには、土を丁寧に耕して空気を十分に入れ、完熟堆肥をすきこんで良い土を作ります。堆肥によって息づく微生物やミミズなどの小さな生き物が土に滋養を与え、そうして野菜たちが命を得ていくのです。
土の中にある栄養素や酸素、太陽の光、雨といったものによって野菜の命が育まれていきます。新鮮でみずみずしい野菜をいただくとき、命が受け継がれていく喜びを感じるでしょう。
クラインガルテンでは、静かでゆっくりした時間を過ごしてください。行き渡る風を感じたり、鳥の声に耳を傾けたり、富士山や南アルプスを眺めたり。
澄んだ空気をゆっくり大きく吸い込みながら、ココロを自由に解放し、カラダから余計な力が抜けていくのを感じてください。

農を学び、農村文化にふれる、農家との交流という幸せ。

CQ081CQ071南アルプスクラインガルテンには、各区画を担当する「お世話役農家」がいます。
美味しい野菜を無理なく育てるためには、その土地特有の土質、気候、気温、季節のサイクルに合わせることが大切ですので、地元農家が、この地での農作業の仕方や野菜の作り方をアドバイスいたします。また野菜を美味しく食べる農家の家庭料理も教えます。ぜひお世話役農家や地元農家の皆さんと楽しく交流してみてください。
クラインガルテンのある地区は、「中野地区」「湯沢地区」という2つの地区です。その2カ所に、「中野エリア(17区画)」「湯沢エリア(13区画)」としてクラインガルテンも分かれています。
多くの農家がこの地特産のスモモやサクランボなどの果樹栽培をしていますが、米や野菜を作っている農家も少なくありません。農村地域で暮らす人々には、自然と、自然の中に存在すると考えられているカミへの敬意があり、地域に伝わる伝統的なお祭りや、集落のあちこちに残る道祖神や祠から、その心を見ることができます。
自然への敬意に満ちた文化が伝わる農村地域には、生き方に無理をせず、あきらめず、粘り強く、たくましく生きる生活スタイルが残っています。都市で暮らしてきた方々には、きっと新しい貴重な出会いになり、地元農家がかけがえのない友人となるに違いありません。
クラインガルテナーの方々による、地元農家への農作業のお手伝いも歓迎しています。米作りをしたい方、果樹の手入れをしてみたい方はぜひ事務局にお問い合わせください。
市内には手頃な空き家があり、市役所では空き家の斡旋を行っていますので、クラインガルテンライフに飽き足りなくなった方は、ぜひお問い合わせください。

美しい菜園をつくり、時を過ごす幸せ。

CG033南アルプスクラインガルテンの区画には垣根がありません。クラインガルテナー同士が、そしてお世話役農家とも、ココロの垣根をつくらないためです。農作業をしたり、“庭”で過ごすひとときに、笑顔で声をかけ合って話の花を咲かせてください。
区画は、約470〜500平米という広さです。各区画には、ラウベと呼ばれる滞在できる専有施設があります。ラウベには、ご夫婦2人のクラインガルテンライフを想定した、野菜づくりをする日常生活に便利な設備が整っています。ラウベ同士は、日照がさえぎられないよう、圧迫感のないように、ゆったり配置されているので、開放感があります。
“庭”は、原則として自由にレイアウトをしていただけます。菜園の他、花壇やハーブを育てるスペース、小径、ガーデンバーベキューコーナー、堆肥づくりのコーナーなども作ってみてください。
野菜づくりをする畑部分と、花を育てる花壇では、土に入れる堆肥や肥料が異なりますので、ご相談ください。庭にガーデンファニチャー(雨風に強い塗料を施した屋外用のテーブルやベンチ)を置き、屋外でランチやお茶を楽しむのも気持ちが良いものです。
南アルプスクラインガルテンが美しい風景になるよう、それぞれの区画で美しい風景を作っていただき、草取り、清掃や片付けをしていただくことをお願いいたします。
気持ちのよい空間の中で過ごす幸せを、利用者の皆さんで共有できますように。

中野エリアの園内と建物

<クラインガルテン園風景>

隣接する集落のスモモ園から見たクラインガルテン風景が綺麗です。
どの区画も南向きで陽当たりが良く、周辺は果樹園や野菜畑で静かな環境です。
1_1_1 1_1_2 

<簡易宿泊施設(ラウベ)>

ラウベは庭と野菜畑を楽しむ小屋というイメージ。
木そのままの風合いを生かした内装、高い天井が広がりを感じます。
オール電化でのキッチンは明るく爽やかで、白いタイル壁がお洒落です。
1_2_1 1_2_2 1_2_3

<集会・管理所(クラブハウス)>

管理事務所となる他、 クラインガルテナーさんとお世話役農家が自由に使えます。
交流イベントの他、農作業講習会やクラブ活動などにも活用されています。
1_3_1  

クラインガルテンの出来事

  1. 今年度最後の農業講習会が開催されました。テーマは「春野菜につ…
  2. 2024/1/20

    味噌づくり
    今年も大豆クラブの「自家製味噌づくり」が行われました。大切に…
  3. 12月9日土曜日、中野エリアで恒例の餅つき大会が行われました…
  4. 2023/11/5

    収穫祭
    実りに感謝し、ガルテナーさんが日ごろからお世話になっているク…
  5. 秋晴れの清々しいこの日、4年ぶりに湯沢地区の「ふる里祭り」が…